CUDAを遊ぶための最小構成
CUDAは「GPUを汎用計算に使っちゃおう」を目的としたNVIDIAのGPUコンピューティングに付けられた名前。当然ながらNVIDIA製GPUを積んだビデオ・カードが必要です。
NVIDIAのページ:CUDA GPUsを眺めるとCUDAが動くGPUが列挙されています。
先日アキバで最安のビデオ・カードを買ってきました、GeForce GT720を積んでて税込6,500円也。グラフィクス性能はお値段から推して知るべしなのですが、ホビーやお試しでCUDAを遊ぶつもりならこれで十分です。(おサイフに余裕があるなら GTX750, 750Ti あたりがオススメです。)
開発環境はWindowsの場合 CUDA Toolkit と Visual Studio、
CUDA Toolkit は NVIDIA から無償でダウンロードできます。
CUDA 最新版 7.0 のRelease noteに、こんな一覧が見つかりました。
無償の Visual Studio 2013 Community が使えます。
Visual Studio のインストールの後、CUDA をインストールしてください。
32bitはダメよとあります。が、どっちみち CUDA 7.0 以降 32bitサポートは限定的になっていて、Toolkitについてくるいろんなライブラリが32bit版では提供されていないのですよ。
...てなわけで、64bitのWindows7/8.1 が動いているなら、あとはCUDA 7.0 と Visual Studio 2013 Community、それとお安いビデオ・カードがあればCUDAで遊べます。
(original: 2015-04-03)
追記:
* 今ならGTX9xx, GTX10xx でしょうけど、それより古いものでも大丈夫。でもあんまり古いのはちょっと... CUDA Toolkit 8.0 以降、Fermi-architectureのGPUはdeprecated扱いになってるみたい。ここで紹介した GT720 はKepler, GTX750(Ti) および GTX9xx はMaxwell、GTX10xx はPascalです。
* CUDA Toolkit 8.0 で Visual Studio 2015 Community に対応しました。